ウィキアの機能やプロダクトはどのようにして生まれると思いますか? 新機能「特別:Insights」(インサイト)を例に、StanleyとTrevorがプロセスをご紹介します。
アイディアから現実の機能へ[]
- 新機能の開発が実行可能であるかを科学的方法で検証
- 仮説、データを集め分析
- プロダクト開発
- アイディアの実行へ向けてプライオリティ付けがされ、開発へ
プロダクト開発のサイクル[]
- アイディア
- プライオリティ付け
- リサーチ、デザイン、プロダクト明確化
- 開発
- 機能のリリース
- 追求
(この繰り返し)
アイディア[]
アイディアはどこから来る?
- 現在のプロダクトの問題点
- ユーザー
- 新しいテクノロジー
- ウィキア社員
- 他のプロダクト
- 市場のトレンド
特別:インサイトの場合
- 詳細なデータが欲しいというリクエスト
- 特別:WikiStatsに代わるものの必要性
- 他者サイトのユーザーにも分かりやすいデータ提供
プライオリティ付け[]
- 限られた人員の中でプロジェクトを実行するための時間を管理
- 目標達成のために何に時間を費やすのがベベストか考える
特別:インサイトの場合
- サイトのデータをユーザーに提供することで、より良いページの作成を補助することができるのではないか
リサーチ[]
- リサーチのもととなるもの
- アンケート
- A/Bテスト(異なる多様な条件でのテスト)
- ユーザーとの話し合い
- ユーザー・テスト
- 同業他者の分析
特別:インサイトの場合
- ウィキアのユーザーの傾向は?
- 他者が提供しているデータは?
- ユーザーが必要としているデータは?
デザイン[]
- デザイン段階では何度もドラフト作成を繰り返し、リサーチ結果に応じてデザインを進化させ、適応させる
- デザイン段階で気に留めること
- オーディエンス
- 実行可能性
- インターナショナル化
- 多様な端末のサポート
- 現在のプロダクトとの統一性
プロダクトの明確化[]
- MVP (Minimum Viable Product、最小存続可能プロダクト)
- https://en.wikipedia.org/wiki/Minimum_viable_product(英語版)
- 完全に機能可能なプロダクトの提供
- うまく機能しないかもしれないプロダクトを1〜2年かけて開発するよりも、プロダクトのいくつかのバージョンを作り、素早くフィードバックを集める
特別:インサイトの場合
- ただデータを提供するのではなく編集を推奨するデータとする
- MVPは素早く提供することができる4つのリストとなった
開発とリリース[]
- 「失敗するなら早いうち」
- 賢く、かつ素早い開発を行うことにより本物のユーザーにプロダクトを試してもらうことができ、仮説の検証ができる
- 様々な形でのリリース
- 特定のコミュニティのみでのリリース
- ラボでのリリース
- 特定の言語のみでのリリース
- 個人設定での選択が可能な形でリリース
特別:インサイトの場合
- 既存の特別ページを使用
- 開発、テストを含め3週間でリリース
- 少数のテストコミュニティにてリリース
追求[]
- ユーザーからのフィードバックを収集
- バグの修正
- 反響を分析 ー 目的は達成できたか、改善点はどこか、次のステップは?
特別:インサイトの場合
- ユーザーからのフィードバック
- ほぼポジティブな反響
- データは使えるが、もっと細かいデータが欲しい
- すでにこの特別ページが存在していたので、新しいプロダクトではないでは?
- データ
- ほとんどのユーザーが1〜2つ編集を行っている
- 全く使用していないコミュニティ、ユーザーもいた
- よくある問題:リストが長すぎる!
- 次のステップ
- リストの拡張 ー ユーザーにとって最も有益な情報を提供
- より多くのユーザーが使いたくなるようなデータの提供